鉄道イノベーションによる新たな未来

鉄道は本来、交通の根幹たる速度・輸送力・安全いずれも自動車に勝ります。
省エネと環境負荷・雪への強さに関しても同様です。
ところが、本来の能力を発揮できず社会での役割が縮小する一方です。
鉄道が社会で活躍するには、利便向上とコスト縮減が不可欠です。
先人達が遺してくれた鉄道インフラを活用したイノベーションの提案です。

(株)ライトレール 2023.1.2初稿、2024.2.24文字化けを手直し、新しい情報ほど上に掲載

鉄道150年を振り返り今後の50年を描く
2022年は日本の鉄道150年でした。鉄道ジャーナル11月号へ『鉄道150年を振り返り今後の50年を描く』を寄稿しました。鉄道150年の歴史を振返ると、栄光の100年(どんどん利便向上し社会を牽引)と無念の50年(利便向上が弱まり役割が低下)でした。今後を新たな栄光の50年に転じ、日本の再生や人口V字回復を牽引するようにしたいです。

現状、日本の鉄道は本来の能力を発揮できておらず、口惜しい限りです。
 ・大都市鉄道:満員電車が100年以上続き解消も見通せず
 ・都市間鉄道:新幹線開業区間以外は低速・低頻度
 ・地方鉄道:低頻度・少駅・低速で自動車移動が標準
 ・二次交通との連携:競合が多く連携は不充分
 ・貨物鉄道:低速かつ遅延・運休・長期不通が頻繁

50年後にも満員電車は残り、地方は鉄道が壊滅して地域も衰退し、物流はトラック頼りで石油浪費とCO2大量排出が続くようなことは絶対に避けたいです。既存インフラの有効活用をベースとした以下の鉄道イノベーションの提案をまとめました。
 ・大都市鉄道:輸送力増強とネットワーク充実
 ・都市間鉄道:中速新幹線と寝台新幹線
 ・地方鉄道:高頻度化と多駅化
 ・二次交通との連携:MaaS
 ・貨物鉄道:貨物新幹線

以上は関係の皆様への批判や揶揄の意図は一切なく、純粋に明るい未来を願ってのことです。新たな「鉄道の栄光の50年」を絵に描いた餅でなく社会で実現すべく、北海道・鳥取・沖縄を始め各所で提案を重ねています。

鉄道はオワコンじゃない
2022.9/23に、インターネット放送のABEMA Primeに生出演し、リニアや新幹線についてお話しました。
 ・ノーカット版26分20秒
 ・ダイジェスト版14分50秒、コメント欄あり
 ・ダイジェスト版の活字
思いのほかに高評価のコメントを得られ、鉄道が再び日本の発展の牽引役になることへの期待を感じました。