ライトレール
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第19回交通ビジネス塾(08/09/02) |
開催案内
今回は、7月1日にスタートした連続講座「満員電車がなくなる日」の最終回に合せ、工学院大学・朝日カレッジ様のご好意により共催とします。『満員電車がなくなる日』(角川SSC新書)では、運行・運賃・制度の3つの鉄道イノベーションにより満員電車を解消する方策を提案しました。連続講座の第5回までで解説した各論を受け、今回は提案内容に対する障壁・異論・反論に関する会場+3人のパネラーによる自由討論です。
この本で本当に伝えたかったことは、鉄道はイノベーションにより社会にもっともっと貢献できるという点です。満員電車の解消は、これからの時代に鉄道が社会で活躍するシンボルです。鉄道が活躍するためには以下が必要と問題整理し、それぞれの具体的実行内容を提案しました。そして、それは今の時代に求められている「自動車への過度の依存からの脱却」にも結び付きます。
1) 技術革新と適正な費用投入による利便向上
2) 利便の高さに応じた適正な運賃設定と弱者への公的補助
3) 制度の改革・適正化による民間活力の引出し
この本は現在4000冊ほどの売行きで爆発的ヒットではありませんが、読むと高い関心を持ってもらえるようです。朝日新聞・読売新聞・週刊東洋経済の書評で取上げられ、東京新聞・産経新聞その他の記事にもなりました。ネット上では数十のサイトで取上げられています(ただ残念なことに、ネット上の意見の多くが明らかに本を読まずに書かれています)。その他、mixiのレビュー(会員のみアクセス)には29件の投稿があります。
1冊の本が出版されただけで実行に移され問題解決されるとは、端から思っていません。多数の障壁・異論・反論があるのは承知の上です。当日は、それらにお応えし実行に少しでも近付くきっかけになればと思っています。
■テーマ
満員電車がなくなる日 障壁と異論・反論・討論
■講 師
阿部 等(あべ・ひとし)氏
(株)ライトレール代表取締役社長
1961年生まれ、東京大学工学部都市工学科卒業
JR東日本に17年間勤務して鉄道の実務と研究開発に従事
交通問題の解決をミッションに(株)ライトレールを起業
交通や鉄道に関わるコンサルティング・研究開発に従事
曽根 悟(そね・さとる)氏
工学院大学エクステンションセンター顧問・客員教授、東京大学名誉教授
1939年生まれ、東京大学工学部電気工学科卒業
東京大学 講師、助教授、教授、工学院大学教授、エクステンションセンター長を経て現職
同大学を日本の電気鉄道研究の一中心に育てた
日本鉄道技術協会副会長、JR西日本社外取締役、北京交通大学客員教授
高木 亮(たかぎ・りょう)氏
工学院大学工学部電気システム工学科准教授
1967年生まれ、東京大学工学部電気工学科卒業
東京大学 交通システム工学寄付講座助手、東京電力(株) 電力技術研究所
英国・バーミンガム大学鉄道研究センター リサーチフェローの後に現職
専門は電気鉄道システム工学
■日 時
2008年9月2日(火) 18:30(5分前までに集合下さい)
■場 所
工学院大学新宿キャンパス(いつもと異なります)
■タイムテーブル
18:30〜18:50 『満員電車がなくなる日』の概略説明
18:50〜20:00 自由討論
(今回は懇親会はありません)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
今回に限り、満員電車の解消に興味のある方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■お申込み
以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
今回は会場が広いので先着40名とします。
当日は、(株)ライトレールの関係者も参加します。
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