鳥取の鉄道利便向上

現状、鳥取から大阪・広島とも特急は1日6往復のみで最大4時間空きます。
大阪・岡山へ直通できるものの300km/hの新幹線の脇を130km/hで並走します。

また、鳥取‐米子と岡山‐米子‐出雲市も最大2~2.5時間空きます。
鉄道が不便なため、地域内も他地域との行き来も自動車での移動が主体です。
本提案は、JRの採算性を向上させつつ鉄道を利便向上するものです。

(株)ライトレール 2023.1.2初稿、2024.2.24文字化けを手直し、新しい情報ほど上に掲載

鉄道を「維持」から「刷新・再構築」へ
提案をB4の2枚のチラシにまとめました。国は「単なる現状維持ではなく」「利用してもらえる地域公共交通に再構築」「地域モビリティの刷新」と方針を明確に出しました。本提案はそれに合致するとともに、全体コストは増大せず実現性があります。

ローカル鉄道に関する国の提言
2022.7/25に国交省は『地域の将来と利用者の視点に立ったローカル鉄道の在り方に関する提言』を発表しました。「輸送密度2,000人未満の路線は見直し対象」ばかりが報道されましたが、下表のように、「鉄道存続とバス転換いずれでも利便向上」「国は利便向上の調査・実行を資金支援」との大事な2点が盛込まれました。
  
地域とJRが協働して鉄道を利便向上できるチャンスが巡って来ました。

自民党鳥取県連調査
2022.6/17に『ソフト施策による鳥取県の鉄道アクセス改善に関する調査』を報告しました。鳥取県に関わる鉄道の骨格ルートとなる2つの陰陽連絡(智頭急行ルートと伯備線ルート)と鳥取‐米子‐出雲市を全て1時間おき化する提案です。下図の様に、「のぞみ」を相生に毎時1本停車させ、京阪神方面と岡山・広島方面ともに鳥取方面の特急と接続させます。
  
以下とすることで、現状より少ないコストで鳥取から大阪・広島とも1時間おき化できます。
 ・「スーパーはくと」と「スーパーいなば」を新「はくと」に一本化
 ・山陽新幹線との並走を取止め
浮くコストを鳥取‐米子と岡山‐米子‐出雲市に投ずることで、全体コストがほぼ同じで鳥取県の鉄道骨格ルートを全て1時間おき化できます。鳥取空港アクセスも改善し、鳥取県東部全域と首都圏の行き来も大幅に便利になります。
(2022.1/3追記)ポイントを1枚にまとめたものです。
 1.地方鉄道に関わる最近の情勢
 2.骨格ルートの終日1時間おき化と運賃・料金の適正化
 3.三方よしによる早期実現