1.はじめに
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- クルマへの過度の依存を改められねば、人類は滅亡
−各人が個別交通システムを所有
→共用交通システムを利用
- 民でできることは民で!
−交通サービスの生産・販売主体は、自由な経済活動を許された民間に
- 鉄道会社を興したい!
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2.交通問題の解決(1)
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- 交通問題
−道路渋滞、大気汚染、交通事故、通勤地獄、公共交通の衰退
- 原因はクルマへの過度な依存
−空間利用が非効率
−エネルギー利用が非効率
−環境負荷が大きい
−交通事故が頻発
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3.交通問題の解決(2)
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- 交通システムの所有
→ 利用
−効率的な空間利用
−効率的なエネルギー利用
−小さな環境負荷
−高い安全性
- 利便性や幸福度を犠牲にせずに交通問題を解決
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4.民主導の交通事業の展開
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- 共用交通システム
−鉄道、LRT、デマンドバス、乗合タクシー、レンタサイクル、カーシェアリング
- ツールは出揃っており、求められるのはビジネスモデル
- 時代の趨勢は
−規制緩和、構造改革、官業の民間開放
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5.運輸政策の改善提案(1)
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- 事業者は利潤最大化の価格設定権を与えられていない
−赤字で廃止された岐阜路面電車の通学定期が、サービス低下した代替バスの半額以下???
- 事業者へ利潤最大化の価格設定権を与え、交通弱者へは利用補助等
−官と民の役割分担を明確化
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6.運輸政策の改善提案(2)
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- 最大の競合商品であるクルマが受益に応じた費用負担をしていない
−集客施設等の駐車場が無料or格安
- クルマへ適正に費用負担させ、交通サービス間の競争条件を公正化
−駐車場料金の適正化
−道路整備への一般財源投入の減額
−環境負荷分の本人負担 = 環境税
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7.運輸政策の改善提案(3)
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- 鉄道・軌道運転士の免許基準が高く、他産業と比べて人件費が高騰
−赤字で廃止された岐阜路面電車の運転士人件費が、代替バスの倍以上???
- 鉄道・軌道運転士の免許基準を、安全担保を条件に緩和
−バス会社等へ運転業務を委託
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8.DMVを活用したビジネスモデル(1)
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- DMV(デュアル・モード・ビークル)
−JR北海道開発の線路・道路兼用車
−在来の鉄道・軌道車両と比較して大幅に低価格かつ高性能
−線路外の大規模施設へ直接乗入れ
−運転操縦、特にブレーキ操作が簡易
- 地方鉄道・路面電車の経費を革命的に低減させ、かつ利便性も向上
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9.DMVを活用したビジネスモデル(2)
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- 新たなビジネスモデルで低コストに在来路線を大幅にサービス改善
−利用者を増やし、地方鉄道やLRTを民主導で健全経営
- 運転士免許基準の規制緩和 → バス会社等へ運転業務を委託
−コスト減と同時に、地場企業と連携してバス路線を再編し収益性を向上
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10.ビジネス展開
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- 内閣府へ規制改革要望を提出
−鉄道・軌道事業を民間ビジネスとして展開できる条件を整える
- 地方鉄道再生やLRT実現が望まれる路線の事業計画作成
−岐阜路面電車再生、池袋LRT、いすみ鉄道・銚子電鉄の経営改善、札幌路面電車近代化、宇都宮LRT
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11.提案者のプロフィール
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- 経験
−東大都市工学科で交通計画を研究
−JR東日本に17年間勤務して退職
- 今後
−個別交通システムを所有せず、
共用交通システムを利用する社会を作りたい
−株式会社ライトレールにて事業展開
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