開催案内
第2回の講師は、『路面電車ルネッサンス』(新潮新書)の著者、宇都宮浄人氏です。現在、日本銀行にお勤めの傍ら、公共交通に関する執筆や講演に精力的に取組まれていらっしゃいます。
幼少時代より鉄道好きだった宇都宮さんが本格的に公共交通への関心を持たれたのは、1991年。英国・マンチェスターでの1年間の滞在がきっかけでした。当時のマンチェスターは、他の都市と同じく車社会となっていて、中心街は寂れる一方だったと言います。そのような状況の中、廃れる一方と考えられていた路面電車が建設されていました。
それから10年後の2001年、宇都宮さんが再度マンチェスターを訪れた際、かつての廃れていた街並みは整備され、中心街はショッピングを楽しむ人で賑わっていました。路面電車が街を再生させることを実感しました。
一方の日本では、様々な路面電車が廃線に追込まれるなど、現在も公共交通の衰退が進んでいます。しかし、路面電車は現在の都市が抱える問題を解決し、都市再生の切り札たりえるのではないか。『路面電車ルネッサンス』では、このような問題意識から、路面電車の可能性が経済学的な視点を通して論じられています。
今回の講義では、『路面電車ルネッサンス』の内容を分かりやすく解説頂き、その上で今後の公共交通の展望についてお話頂きます。参加者の方とのディスカッションの時間も用意してありますので、どうぞお楽しみに。是非、『路面電車ルネッサンス』をご一読の上、ご参加下さい。
キーワードはMAFFIAです。
・Medium capacity transit |
ゆとりある中量輸送力の実現 |
・Accessibility |
乗り降りの容易さ |
・Frequency |
本数増加による利便性の向上 |
・Flexibility |
柔軟なネットワーク |
・Inexpensive |
コストの安さ |
・Amenity |
街の環境改善 |
■テーマ
路面電車ルネッサンスと今後の展望 〜経済学的な視点から〜
■講師
宇都宮 浄人(うつのみや きよひと)氏
日本銀行に勤務。1960(昭和35)年、兵庫県西宮市生まれ。
1984年京都大学経済学部卒業。
著書 『路面電車ルネッサンス』(新潮新書)
『これからの都市交通』(共著、山海堂)
『世界ゆったりトラム=旅物語』(共著、東京書籍)
『新世代交通システム(FITS)』(共著、山海堂)
■日 時
2007年4月20日(金) 19時
■場 所
株式会社ライトレール
会議スペース(池袋駅西口から徒歩約6分)
■タイムテーブル
19:00〜20:00 宇都宮氏による講義、参加者の自己紹介
20:00〜20:10 休憩(軽食を用意します)
20:10〜21:00 講義+ディスカッション
21:00〜22:00 懇親会(同会場にて希望者のみ1,000円会費)
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■参加対象者
交通に関わる業務に就いているまたは就くことを希望している人
当日の内容
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作成中
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