ライトレール
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第21回交通ビジネス塾(08/11/28) |
開催案内
今回の講師は、(財)鉄道総合技術研究所 車両制御技術研究部 駆動制御研究室長の小笠正道氏です。以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。
今ほど世界を挙げて環境や省エネといった言葉が日常的に意識されることはなかったと思います。いろんな交通手段がある中で、鉄軌道系交通機関は本質的に持っている特性が省エネに有利だと言われてきましたし、実際そのような場面は多かったはずです。時代を考えるとLRTのような交通機関には追い風のはずです。一方で、自動車においてもハイブリッド車が登場するなど、電力回生も鉄道固有のものではなくなってきました。人キロ当たりの消費エネルギー量が小さいというのも大量輸送を前提とした場合の話です。モーダルシフトをはじめとした各種施策や新規LRTの実現が国内ではなかなか進まない現実もあります。
そのような中で少しずつでも方向を変えて行くために、技術者サイドとして何が出来るのか練っておくことは重要と常々考えております。大きなプランを描いて政策的にトップダウンで進めることが出来ればそれは理想ですが、現実的にはローカルな新規技術からそれを別の視点で捉えて適用拡大を"実行"していくことで世の中を変える方が、場合によっては早いこともあるかも知れません。(かつてのメインフレームに対するパソコンがそうであったように)。
当方は、10年以上に亘って鉄道車両のエネルギー有効活用などの研究開発を常に実物を相手に行なってきました。蓄電技術の研究を行う中で路面電車、LRVとの接点が出てきた頃から、技術が世の中を変える可能性を肌で実感しています。架線を援用しながらの蓄電走行技術の考え方と、それを具現化したLRV試験電車「Hi-tram (ハイ!トラム)」および試験の結果等について紹介させて頂きます。この技術は鉄軌道システムに大きな変化をもたらすいろいろな可能性と多様な適用先があると考えております。LRTを核とする交通機関の連係を含む種々の可能性について皆様からもご議論賜れば幸いです。
■テーマ
架線レスLRVの走行試験および急速充電試験の結果
■講 師
小笠正道(おがさ・まさみち)氏
(財)鉄道総合技術研究所 車両制御技術研究部 駆動制御研究室長
1966(昭和41)年、徳島県生まれ。
1990年 東京大学工学部電気工学科卒、(財)鉄道総合技術研究所入所
1991年 電気車研究室 研究員
1994〜96年 ドイツWuppertal大学 留学
2005年車両制御技術研究部 駆動制御研究室長、現在に至る
■日 時
2008年11月21日(金) 18:40(5分前までに集合下さい)
■場 所
豊島区立勤労福祉会館 4階 第3会議室(池袋駅西口徒歩7分)
(前回の豊島区民センターとは異なります)
■タイムテーブル
18:40〜19:20 講師による講義
19:20〜19:35 参加者の自己紹介
19:35〜19:45 休憩(軽食を用意)
19:45〜20:30 講義のまとめ+フリーディスカッション
20:30〜21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■お申込み
以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
先着20名としますので、お早めにお申込み下さい。
当日は、(株)ライトレールの関係者も参加します。
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