ライトレール
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第30回交通ビジネス塾(09/12/04) |
開催案内
■日 時
2009年12月4日(金) 18:40(5分前までに集合下さい)
■テーマ
公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり
■講 師
森 雅志(もり・まさし)氏
富山市長
1952(昭和27)年、富山市生まれ。76年、中央大学 法学部卒。
77年、司法書士・行政書士事務所を開設。
95年、富山県議会議員に初当選。99年、再選。
2002年、旧富山市長に初当選。05年、富山市長に初当選。09年、再選。
今回の講師は、富山市長の森 雅志氏です。富山ライトレールの実現にリーダーシップを発揮され、交通に関わっている人で森市長のご活躍をご存じない方はいらっしゃらないでしょう。私は、富山ライトレールをLRT及び地方鉄道再生の先進成功例として紹介しています。森市長は、「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」「様々な取り組みによって二酸化炭素排出量の削減を目指さなければならない。特に極端に車に依存している暮らし方を改めることが効果的」と明言されています。
以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。
富山市の人口は42万人弱で日本一の道路整備率を誇っており、車の保有率も高く、加えて、戸建志向が強くて、持ち家率は日本一です。しかし、このような富山市ですが3つの大きな課題に直面しています。
1つ目は、車の保有率が高いことから、公共交通機関が衰退し、車を所持していない人にとっては、極めて住みにくいまちなってしまったこと。2つ目は、郊外に住宅地が拡散し、行政の行う都市管理コストが割高になったこと。3つ目は、中心市街地の空洞化による都市全体の活力低下と魅力の喪失の問題。外からの投資を呼び込める環境をつくっていかないと都市全体が地盤沈下して、魅力のないまちになってしまうということです。
このような課題に対して、富山市が打ち出している方向が、富山市なりのコンパクトなまちづくりで、公共交通を再活性化させることを手がかりにして、もう一度、人の住み方を拠点化、凝集化できないかということで取り組みました。
そして、最初に取り組んだのが、JR富山港線の路面電車化(富山ライトレール)で、次に、JR高山本線活性化社会実験(市が費用を負担し増便等を行い乗客数増を狙う)を実施し、現在、市内電車の路面電車環状化を手がけるなど20年後、30年後を見すえて利用頻度の高い公共交通機関として再生できるよう取り組んでいます。
さらに、コンパクトなまちづくりの実現により、過度な自動車依存の見直しや機能集積による各種サービスの効率化が図られ、CO2の削減にもつながることから、「環境モデル都市」として認定を受け、現在、エコにもつながるコンパクトシティの実現に向けて、官民一体となって積極的に取り組んでいます。
■場 所
豊島区立勤労福祉会館6階 第7会議室 池袋駅西口徒歩7分
■タイムテーブル
18:40〜19:20 講師による講義
19:20〜19:40 参加者の自己紹介
19:40〜19:50 休憩(軽食を用意)
19:50〜20:40 講義のまとめ+フリーディスカッション
20:40〜21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■お申込み
以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
先着40名としますので、お早めにお申込み下さい。
当日は、(株)ライトレールの関係者も参加します。
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