ライトレール
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第31回交通ビジネス塾(10/02/26) |
開催案内
■日 時
2010年2月26日(金) 18:40(5分前までに集合下さい)
■テーマ
地域の身の丈に合った元気な公共交通体系のつくり方
■講 師
鈴木文彦(すずき・ふみひこ)氏
交通ジャーナリスト
1956(昭和31)年、山梨県生まれ。1981年東北大学理学部地学系卒業。
1984年東京学芸大学大学院修士課程修了(地理学)。
以降、フリーの交通ジャーナリスト
特定非営利活動法人日本バス文化保存振興委員会 副理事長
今回の講師は、交通ジャーナリストの鈴木文彦氏です。バス業界と地方交通に関
する造詣が深く、鉄道ジャーナル誌に1985年からローカル線レポートとバスコー
ナーを連載されています。地域公共交通に関する講演や著作を多数されています。
以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。「交通事業者を元気に」という視点は、私も常々意識していることです。
現在、地域公共交通は鉄道、バスなどのモードに関わらず、岐路に立たされています。必要とはされていながら、事業としては成り立ちにくく、そのギャップをなかなか埋められないことが公共交通機関の将来に、光明を見いだせないでいる状況です。問題のひとつは、鉄道やバスの廃止や縮小に対応した代替交通や交通空白地域を埋めるコミュニティバスなどの「対策」は、各地で行われているのですが、将来を見据えて公共交通を持続させ、より機能を高める「政策」あるいは「戦略」的な手法がほとんどとられていないところにあります。これは行政だけでなく、交通事業者も、地域住民の意識も同じです。結果として先行事例に影響されたり、政治に流されたりして、必ずしも地域にそぐわない、長続きしそうもない仕組みの中で公共交通が形成されているのが現実です。
ここでは、それぞれの地域で公共交通を今後持続させ、活性化させるためには、個別の対応だけでなく、全体の体系への考え方、方向性の検討が必要で、両者は「車の両輪」のごとき関係にあるという視点から、まずは国や地方レベルのような広域ではなく、比較的生活圏に近い地域の交通体系の考え方を示します。そしてその中で鉄道、バス、あるいはタクシー、自家用車など、さまざまなモードをどのように組み合わせ「適材適所」で活用していくか、それぞれの技術的課題やおかれている業界事情なども交えながら考えて行きたいと思います。また、事業者、行政(国・県・市町村など)、地域住民といったさまざまな主体が、どこでどのように役割と責任を分担していくべきか、そしてどのように合意形成を図っていくかについても考えたいと思います。
公共交通の活性化の基本は利用者を増やして増収を図ることにあり、それをベースに交通事業者には元気になってもらわなければなりません。これまで直接さまざまな地域や事業者と接してきた経験から、いかに交通事業者を元気にするか、地域の目を公共交通に向けるかについても触れてみたいと考えています。参加者の皆様のさまざまなご経験から、地域事情を反映した問題提起やご紹介があれば幸いと思います。
■場 所
豊島区立生活産業プラザ 7階 第2会議室 池袋駅東口徒歩6分
■タイムテーブル
18:40〜19:20 講師による講義
19:20〜19:40 参加者の自己紹介
19:40〜19:50 休憩(軽食を用意)
19:50〜20:40 講義のまとめ+フリーディスカッション
20:40〜21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■お申込み
以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
先着20名としますので、お早めにお申込み下さい。
当日は、(株)ライトレールの関係者も参加します。
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