ライトレール
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第32回交通ビジネス塾(10/04/30) |
開催案内
■日 時
2010年4月30日(金) 18:40(5分前までに集合下さい)
■テーマ
リニアモータ・磁気浮上の技術と軌道交通への応用の展望
■講 師
古関隆章(こせき・たかふみ)
東京大学大学院 工学系研究科電気系工学専攻 准教授
1963(昭和38)年、東京都生まれ。86年、東京大学工学部電気工学科卒業。
阿部社長とは86年に大学院の電気車工学(曽根教授)にて同席して以来。
建設会社志望を指導教員であった正田教授に止められ博士課程に進学。
89年〜90年、ドイツ学術交流会奨学生として
ブラウンシュバイク工科大学でリニア誘導モータの研究に従事。
92年、東京大学大学院博士課程修了(工学博士)。
同年から東大工学部・工学系研究科教員。96年、工学系研究科准教授。
電気工学、特に電気機器制御の交通分野への応用を中心とする研究に従事。
現在IEC/TC9の鉄道車両駆動用リニア誘導モータの国際標準化に関する
国際プロジェクトチームPT62520の主査。
今回の講師は、東京大学電気工学科の古関隆章准教授です。
鉄道車両、磁気浮上、リニアモータ、旅客輸送のIT化など、交通等社会システムへの電子情報学・電気工学の応用に関する研究を行なっています。
以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。
JRリニア中央新幹線という言葉が、現実的な計画として語られる中、リニアモータカーへの期待は高まっていますが、一方で、人口減少、安定成長時代を迎えつつある日本には、そのような革新的高速大量輸送システムの新設は不要との意見も多いようです。
高速鉄道において、磁気浮上とリニアモータの組み合わせには技術的必然性はあるものの、本来車輪の支持・案内機能を磁気力で代替する磁気浮上技術と、並進力を直接発生するリニアモータの技術は別物であり、その機能と技術的分類を正しく理解することが重要です。また、磁気浮上のアイデアそのものは決して新しいものではなく、その研究開発の歴史は電気鉄道技術実用化の歴史とほぼ重なるくらいの時間的長さを持っています。
本講義では、磁気浮上、リニアモータの原理、技術開発と応用の歴史、技術的な特徴と、交通システムへの応用の中での方式の選択と組み合わせの実例を説明します。そして、昨今の応用の計画とそれに関わる議論、国際標準化、今後の技術的展望を概観したいと思います。
「交通ビジネス塾」では後半のフリーディスカッションが極めて大切ですから、お話を聴いていただいた上での、リニアモータ技術の利用の新しいアイデア、可能性へのご意見や、参加者の皆さんの磁気浮上技術を用いた高速軌道交通への期待や批判的なお考えをお聞かせいただき、意見交換ができますと、塾の有効性がさらに高まると思います。
■場 所
豊島区立勤労福祉会館 4階 第4会議室 池袋駅西口徒歩7分
■タイムテーブル
18:40〜19:20 講師による講義
19:20〜19:40 参加者の自己紹介
19:40〜19:50 休憩(軽食を用意)
19:50〜20:40 講義のまとめ+フリーディスカッション
20:40〜21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■お申込み
以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
先着20名としますので、お早めにお申込み下さい。
当日は、(株)ライトレールの関係者も参加します。
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