開催案内
■日 時
2010年6月28日(月) 18:40(5分前までに集合下さい)
■テーマ
市民協働 ひたちなか海浜鉄道の挑戦
■講 師
吉田千秋(よしだ・ちあき)氏
ひたちなか海浜鉄道株式会社 代表取締役社長
1964年、富山県生まれ。88年、富山大学 経済学部 経営学科卒。
同年、富山地方鉄道に入社、鉄道部。94年、加越能鉄道に出向、営業部。
2000年、富山地方鉄道労働組合 執行副委員長。
02年、第3セクター万葉線営業開始に伴い同社へ転籍。
08年、ひたちなか海浜鉄道 代表取締役社長。
今回の講師は、ひたちなか海浜鉄道の吉田社長です。ひたちなか海浜鉄道は、経営破綻した茨城交通から平成20年に分離した会社で、ひたちなか市が筆頭株主の第三セクターです。吉田社長は、公募により選考されました。
以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。
昭和40年頃よりマイカーが急速に普及し、公共交通の衰退が進んだことは周知のとおりです。全国でローカル線の存廃問題が起こり、ことごとくが廃線に追い込まれました。そんな中、新しい考え方で既存事業者から路線を引き継ぎ、ローカル線を存続させたのが万葉線です。文字どおり市民・行政・事業者が一体となって鉄道を守る新しい形の第3セクター、名付けて「第4セクター」として運行を開始した万葉線は、さまざまな手法で輸送人員の減少に歯止めをかけ、開業後5年間利用者増を続けました。これが契機となり、それまで廃止一辺倒だったローカル線をみんなで力を合わせて維持していく、というひとつの選択肢が生まれました。
ひたちなか海浜鉄道も同様の経緯で、平成20年4月より茨城交通の鉄道部門を分社化、ひたちなか市が51%の出資を行うことにより第3セクター化し運営を開始しました。経営に携わってみると、外から見えなかったいろいろなものが見えてきます。案外安全対策は取られていること、潜在需要が大きいこと、経営体質も絶望的に悪いわけではないことなど。
分社化、という言わばある日突然生まれた鉄道会社が、与えられた条件の中で経営再建に努め、どうにか形になっている状況、ふだんあまり外部には話せない経営改善の根幹に関すること、実際に利用者増に結び付いた施策などを実務本位でお話しできればと思います。
■場 所
豊島区立生活産業プラザ 7階 第2会議室 池袋駅東口徒歩6分
■タイムテーブル
18:40〜19:20 講師による講義
19:20〜19:40 参加者の自己紹介
19:40〜19:50 休憩(軽食を用意)
19:50〜20:40 講義のまとめ+フリーディスカッション
20:40〜21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円
■お申込み
以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
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